糞虫(センチコガネ)の美しさに感動の巻

久しぶりの山遊び。

暑さのピークは超えた感じですが、それにしても暑かった。

8/20ごろから朝晩は幾分か涼しくなってありがたいのですが、日中は毎日35度超え。私が住んでいる場所も37度超えで参りました。車のダッシュボードに表示される外気温は40度。エアコンが全く効かない暑さでした。

その真っ只中にたまたま畑の近くを車で通ったのでついでに立ち寄ったのですが車を出て3分で汗びっしょりになりました。

今回は畑の様子を確認に出かけたのですが異常あり!

この時期にしては雑草の伸びも低かったのですが、ちょっと気になった草を1-2本抜いたら最後、気になるものを次々抜いて腕が痛くなりました。

日本ではない雰囲気の草。抜き出したら止められないw

水溜りが写ってますが、この場所は分水嶺の水源があるので「分水嶺」と書くと良さげですが、別の書き方だと「手入れを怠ると湿地帯」となります。

たぶんムサシアブミ?

アリサエマ・トリフィルム? どっちにしても普段あまり目にしない植物。やはり鳥が糞で運んでくるんですかね。なんでこんな植物が芽を出すのか謎。もはや南洋の楽園すら感じる光景。てか、こんな植物情報をリアルタイムで調べられる時代って素敵。

久しぶりに自分を自然に放出すると開放感が半端ないです。

夏を感じさせる定番「セミの抜け殻」

水源がある場所なのでトンボは飛びまくっております。

きれいな水辺を好むアオハダトンボ

温帯出没確率が高いウスバキトンボ

ここまではいつもの光景でしたが足元を見るとスカラベらしき昆虫が!

糞虫

よもや日本でこんな昆虫に遭遇するなんて思ってもみなかったので猛暑の中というのにその場にうずくまって10分ほど見入ってしまいました。色味はほぼ写真の通り茶色が強い個体で、たぶん「オオセンチコガネ」だと思います。大人の親指の第一関節より少し大きい感じ。

オオセンチコガネ

この場所は以前もメモった通り動物の死骸が転がってるぐらいですから動物の糞が転がってる場所ではありますが…。

ちょっとNHKっぽいタイトルにしてみました。1月にフィルード近くを車で通ったついでに覗いてみたのですが明らかに侵入者がある形跡が残っていたので周りをウロウロして見つけたのがタイトル写真です。2018年にも一度頭蓋骨写真を載せているのですが先回は敷地外。今回は敷地内です。

なんか…すごい昆虫ですな。

正直フンコロガシなんてエジプトのスカラベぐらいの知識しかなく、外国の昆虫とばかり思っていたのですが、この糞に産卵し、この糞を食べて育つ幼虫なんだそうで、もはや「世の中に無駄なゴミなし!」という生態系が面白すぎて、この観察で2-3日費やしても面白そうなぐらいの光景にはまりました。

自然と共存しております。それにしても美しいボディでした。

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