スーパーハーブ「ボリジ (ルリジサ)」と日本みつばち

Borago species

ボリジという花にみつばちが寄ってくるというBorago情報を見て検索したら右のようなウィキペディア回答画面が出てきてルリジサ???

どうやら和名がルリジサなんですね。ニックネームは”スターフラワー”なんだとか。

まだ実物の花を見たことがないのですが入手して植えてみようかな?ということで6月頃に種を入手してから色々と勉強していました。相変わらず海外サイトを徘徊。ウソかホンマか知りませんが調べてもすぐ忘れちゃうのでメモです。

とにかく名称が多すぎですが一番知られた名称は英語でも同様のボリジ(Borage)みたいです。じゃあなんでルリジサ?と思って読んでいると私にしっくりくる当て字はルリヂシャでした。「ルリ+チシャ」です。焼肉を巻いて食べるときに登場するチシャ。実物を見ないとなんとも言えませんが葉がそんな雰囲気を持っているのかな?と妄想しています。

ただ英語でBorageだとボリジじゃなくてボレージじゃない?とか思いつつお勉強。でも、確かに海外サイトを見てもみつばちのホットスポットだ!と書かれています。西洋・東洋関係なく好きなのかな?

■栽培

・不快指数(高温多湿)と暑さが苦手。乾燥気味が好き。日当たりよく水捌けのよい状態を保つ
・種蒔きは「3-4月中旬」と「9月中旬-10月いっぱい」がいいみたい
・種蒔きは1cmぐらいの穴にポンという程度
・花が咲くのは4-8月頃らしい
・高いと90-100cmぐらいまで伸びるらしい
・一般的には秋に種を蒔くのが楽そう
・寒さにはわりと強いけど激寒の時は玄関に入れてあげるなりした方がよさそう
・一年草だから上手に育てられれば植え替えしなくて楽チン

全体的に私と似ています。猛暑と梅雨は大嫌いで寒さには耐えるタイプ。秋が一番好き。覚えやすい特徴でした。

■食用

・花は砂糖漬け、葉は(キュウリ風味らしく)サラダか天ぷらというのが一般情報
・花のハーブティーは摘みたてをペチャンとつぶしてお湯で蒸らしてゴクゴク。ドライはダメ
・種油は採れても少量だから貴重だけどγ-リノレン酸(不飽和脂肪酸)が多く体質によっては注意
(酸化が早いことと癖のある匂いが欠点らしい)
・利用価値が高い故に毎日バクバク飲み食いするようなものじゃない。時々嗜むのがベスト

根について触れられたサイトは見つけられず。葉も茎も同じ栄養価らしいですが茎を料理したという情報も見つけられず。食感が悪いのかな?いずれにしても魚で言えば「骨(根)以外捨てるところがない」ような植物ですね。

■薬用(栄養)

・葉や花に含まれるミネラルは副腎機能を整えてアドレナリン分泌を促進するらしい
・花はカリウム(ポタシウム)が含まれ憂いや鬱を和らげてくれるというのがハーブティー
・ボリジオイルのγ-リノレン酸(GLA)は皮膚バリア機能が壊れている人に期待されている
・葉には免疫力を高めるサポニンや抗酸化&抗菌力のあるタンニンも含まれているらしい

ザックリとこんな感じでした。どうやら薬用でも注目されているようです。詳しい効能や効果は書きません。ただバランスを崩した食生活が横行する現代社会で足りない部分を補ってくれそうな印象を受けました。私の父親は心臓が弱いので来年ゲットできたら強壮にハーブティーを飲んでもらい人体実験したいと思います。私も食べて飲んで人体実験。

そんなこんなで人間にとっても有益なボリジを日本みつばちが好んでくれれば願ったり叶ったりです。食物連鎖。来年は目指せボリジはちみつ!です。

これが海外でどんな情報か色んなサイトを見ていたのですが結構面白い。

・ボリジはスーパープラント(凄い植物)
・ほうれん草の害虫を忌避してくれる
・トマトやイチゴをはじめとし殆どの植物と共生して機能(害虫よけ等)してくれる
・葉を覆っている毛が草食動物を追い払いシカ忌避植物として使える

なんだか色んなことが書かれていて読むだけであっという間に2-3時間が過ぎました。一番面白かったのはトマトやイチゴとボリジの共生関係(例えば害虫を寄せ付けない等)はかなり有名な話しのようですが、他にもキュウリ、豆、ぶどう、ズッキーニ、えんどう豆でも拮抗的(別の作用をもつ物質同士が互いに干渉し合う作用)があるらしいです。つまりボリジを植えてみつばちが授粉してくれると他の植物に不足しているカリウムを運んでくれて周りの作物も元気になっていくという流れらしい。なんですか、このスーパープラントは!(◎_◎;)

来年が楽しみです。

ここまで書いといてなんですが覚えた単語は「マドンナブルー」。ボリジの色を表す洒落たキーワードです。一度聞いたら忘れないかも。綺麗な写真を撮ってみたいものです。

ところでこの種について今年のラジオ夏休みこど科学電話相談で「種は生きているのか死んでいるのか」という質問がありました。答えは「生きているが活動を中断している状態」でした。この答えですが大人でも分かったような分からないような感想だったのですが、ボリジの種に限らず野菜の種のパッケージに書かれている説明文を読んでいると、発芽を促すために「少しの時間水に浸してください」と書かれています。加えて「熱湯に浸けると種は死にます」と。この「種が死ぬ」という言葉を見て「あぁ、だから生きているが活動を中止している状態って言うのか」と納得しています。

お休みだったところ、活動開始をお願いしました。

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