2018年はハチミツを少ししか貰いませんでした。
というのも毎年ハチミツが採れるのは良いのですが食べきれない!私は最近遊び始めたことですが我が親父は20年近くこの遊びをしているので家の床下とかに仕舞わないと片付きません。
それこそハチミツ石鹸とか作っても余るぐらいの量。毎年採れると少しずつ年越しハチミツが貯蓄され気がつけば一斗缶4-5個の量になっております。それで去年は採らなかったのですがお陰で越冬仕様を学びました。こんなことが後の人生に役立つとは思えませんが…。
てなことで、結果からどんな仕様だったか大公開メモです。
とりあえず外側はこんな感じ。この巣箱は防風壁が一切ない場所に置いていたものです。元々この群は個体として貧弱なのに吹きっさらしで放置だったので越冬できるか心配でした。
左側の発泡スチロールは巣箱が傾かないように支え程度のものです。
この時点ではハチの気配も殆ど感じないレベルで静かでしたがこの後が大変でした。
この縄は町内会長がハッスルし宗派を無視して各家の前に取り付けて紙垂(しで)を取り付けていた縄です。つまり中古のゴミ。たった4-5ヶ月程度でもボロボロになり、カビが生え…。
ダンボールは全体的に良好で土に近い場所はともかくとし、ミツバチの出入り口付近の高さから上は湿り気ゼロのカラっから状態。出入り口は小さな歯で噛みちぎった痕跡が残っており、ご覧の通りハート形に変形。
ダンボールは1シーズンしか使えませんがこれがしっかりしていると巣箱に影響が出ません。巣箱サイズのダンボールは1つでは足りないのでカスタムメイドが必要ですが、つなぎ目のテープをしっかり止めておかないとダンボールの腐食に耐えられないので要注意。
ビニール2重の完全防備。こちらに手をつける頃には耳元でブンブンが飛び始め攻撃体制なんですが、相変わらず無防備にも手袋も製面布も付けず素で勝負。
この1枚を剥がせば巣箱本体です。
正面玄関には既に攻撃体制のお出まし。この巣箱は何年も使っていて古いので後ろや横も割れや反りで隙間だらけで嫌な予感はしておりましたが…。
全てを剥いだ瞬間大量のミツバチが一斉に飛来。絨毯爆撃のごとく耳元でブンブンの轟音。さすがに撤退しないと危ない。
10mぐらい離れてもブンブンの攻撃たるや凄まじい粘着力。1匹2匹は可愛いものですが束になってかかってこられると人間が熱殺蜂球されちゃいます。
これを毎年やるとゴミも増えちゃいますし、10mぐらいの板で巣箱を覆う用の箱を作るのも一考ですが、隙間があると外的も入り込んでくるので最も手間なこのスタイルを学びました。
全てを撤去すると気持ちよさそうに玄関周りで談笑?していたかどうかはわかりませんが、この日は暑くなり始めの頃だったので元気に動いていました。そろそろ分蜂の季節ですが忙しすぎてミツバチの相手をしている暇がありません。女王様が出たらカラになっちゃうかな?
私はチェックしていませんが、先日親父が分蜂用の巣箱を準備したんだそうです。上手くいくのやらどうやら。以上、ニホンミツバチの越冬メモでした。