巣箱からはちみつ採取 -やはり少しでも取れると嬉しい-

なにかしら親から教えてもらえたものがあるのですが、それはありがたいことだな、と思います。例えば有名ではないけれども近所の山を歩くとか、市民プールで泳ぎを覚えるとか、川や海で釣りをするとか。大人になって本を読むことなく自然にトライできるのは子どもの時に慣れているからに他なりません。しかし中年になって再び教わったのがはちみつ採取という高度な大人のお遊び。男性で趣味の独り遊びができると別の意味でやっかいですよ。時間がいくらあっても足りません。

結局巣箱を開けると蜜がパンパンの状態でした。めでたしめでたし。

はちみつ採取前に地面をウロウロしているブンブンがいて「これって巣落ちしてるんでね?」なんて会話をしていました。よりにもよって地面とコンクリートブロックの間に黒いラバーマットを敷いているので外見から蜜かどうかは不明です。この左側のコンクリートブロックの上に巣箱が鎮座。はちみつが漏れてる?

ラバーマットにへばりついて何してるのか・・・

巣箱の中を見ると見事に約2枚の大きな巣と1枚の小さな破片が落下。地面にベチャッとなっていました。つまり1階から中2階部分は蜜でパンパンの状態でした。さぞ窮屈だったことでしょう。しかーし、巣落ちしたと思われる場所の巣が復元されているという早技。人間もみつばちも日本は災害復旧の仕事が早い。

100パーセント天然の味

一番上の蓋を外すとたっぷりの蜜!これが世に言う”生はちみつ”です。「ちょっと舐めてみぃ。元気でるで。」と言われる前にペロリ。「うちのは少し白く(結晶化)なるから果糖が高いで食べ過ぎると太るで」とは母親談。夫婦揃ってどこを目指しているのか!それにしても自然の色は美しい。

ザクザク切り落として回収です

 

バケツに溢れるほどのはちみつ採取!ありがたい!

ナイフから滴る蜜!ありがたい!

持ち帰って蜜を布で濾して放ったらかしすること半日。あっという間に大量のはちみつを頂戴したのでした。量にして3-4Lぐらいは採れたと思います。市場に出すわけではないので無加熱で楽しむそうですが私は500mlほど持ち帰り瓶も煮沸消毒し、はちみつも短時間高温煮沸して灰汁を取りました。

じゃじゃーん。

このズッシリ感が生産者の喜びというのを体験

やったね。500gの貴重な蜜をゲットです。

この後残った蜂の巣のカスをどうするのかと思えばワックスが採れるというので眺めていました。

黒いのは残念ながらブンブン またつまらぬ殺生をしてしまった

早い話がコレを鍋に入れて煮るだけ。あっという間にワックスが採れます。が、このワックスなかなか強力ですね。鍋にこびりついたら熱湯で洗い流す以外は力技でそげ落すしかありません。そうそう簡単には取れないほど強力なワックスです。これまた非売品なので不純物満載状態です。

天然の黄色 名付けて「みつばち色」

これだけ強力な蜜蝋ですからリップクリームに使われるというのも納得。次回大量だったら綺麗に濾して残したいと思います。

さて、住処を荒らされたブンブンはというと、ご覧の通り。迷惑千万大パニック。

それはもう大騒ぎ!です!

入口は女王蜂が逃げないように仕掛けを置きましたがこの写真のどこかに脱走済かもしれません。

分蜂引越しとなるかどうか。続きは来年のお話しです。

ところが情報によると収穫から約20日後時点で「働き蜂が絶賛活動中でアシナガバチを熱殺しとったよ」とのこと。まだ王妃がご在宅でした。しかし更に20日後、巣箱内にオオスズメバチが入り込んでブンブンが一匹たりとも見当たらなかったとのこと。もぬけの殻。

来年はどうなりますやら。(何か手を打たねば…)

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